私の頭の中

私が見た夢の記録

みんな知らない人

私は長椅子に座っている。

左側から薄い藍色の浴衣を着た見た目は若い30代後半の男性が近づいてきてゆっくりと抱きしめてきた。私はこの男性を知っているようで、ずっと抱きしめられる瞬間を待っていたような感情だった。

その後、キスをされたけど私は幽体離脱したみたいにキスをしてる私と男性を見ていた。

次の瞬間に私たちは小奇麗な格好をして円卓に座っていた。男性は黒いタキシードを着ていた。見渡すと着飾ったたくさんの見知らぬ人たちも円卓に座っていた。

黒髪の清楚な綺麗な女性が男性に近づき耳元で何かささやいて二人でクスクス笑っていた。その光景を私はきょとんとしながらただ眺めていた。

その女性は隣の円卓に座り、中国の整った顔の俳優のような男性とテーブルの下で手を繋いだ。

すると赤色のドレスを着た女性が清楚な女性と中国の俳優のような男性に向かってすごい形相で怒鳴っていたけど私には無音声の映画のように何も聞こえなかった。

私は赤色のドレスの女性を落ち着かせないと、と思い立ち上がった。立ち上がると私は大人のドレスを着ている子供のようにウエストも脇の部分もブカブカで胸元は大きすぎて下着が見えていた。グレーでツルツルした素材だった。

隣に座っていたタキシードを着た男性が「サイズを調整しよう」と言って私の体をメジャーで測りはじめた。

頭に違和感を感じて頭を触ると小麦粉が大量に乗っていて髪の毛に絡んで顔も小麦粉だらけになっていた。

私のウエストを測っている男性を見下ろしながら「小麦粉」と心の中でつぶやいた。

そして目が覚めた。

あれはきっと瀬戸内海

図書館のような場所に一人でいる。机や棚は年季が入っているがボロボロではなく大切に使われているようだった。

その机をコンコンと何かで叩く音がしたので音がする方へ顔を向けると一人の白人女性が拳銃を持って立っていた。その女性は顔も服装も髪型も全てジブリ映画の「天空の城ラピュタ」のドーラそのものだった。ただ一つ違う点はその女性は白髪だった。

その女性は「お前の父親は殺されたよ。」と言い、拳銃を私に向けた。私は突っ立ったまま動かずにいると女性はフンッと笑いながら2階へ行った。

私は実家に向かい、玄関を入ると内装が全く違っていた。内装は海外のセレブが住んでそうなデザインだった。母親が「遺産で引っ越しちゃった。」とはにかんだ。

私は「ポジティブ」と呟き、壁一面の窓を見ると海で囲まれていた。窓を開けると海水が部屋に入ってきた。波を見ているだけで酔いそうになった。

「こんなの危ない。天候悪い時とか地震が来たら危ないよ。」と強い口調で母親に言った。

母親は苦笑いをしていた。

 

そして目が覚めた。

あの映画は退屈だった

私は知り合いの2人と映画館で映画を見ていた。その映画は登場人物が全員白人だったが言語が理解できず、映像だけを見ていた。正直つまらなかった。

見渡すと私以外にアジア人はいなかった。どこの国に今いるのかぼんやりと考えてみたが思いつかなかった。みんなもつまらなそうな表情をしていてスマホを見ている人やおしゃべりをしている人がいた。一組の男女が退席したのをきっかけに他の人たちもぞろぞろと退席し私たちも退席しようと立ち上がった時に映画館が揺れていることに気が付いた。

地震かと思い一旦座り、揺れが止むのを待ったがずっと横揺れしていた。心地よい馴染みのある横揺れ。

突然「次の停車駅は&?$%%#”=’%です」と日本語でアナウンスが流れた。次の停車駅は聞き取れなかった。周りのみんなは各々の言語で今の状況を驚いたり理解しようとしたりジェスチャーを交えて会話していた。

「映画館の電車?電車の映画館?」

と思っていると隣の車両(映画館)から明らかにドラッグでハイになってる男性が歩いてきて私の目の前で止まり私をめちゃくちゃ睨んできた。「関わりたくないなぁ。なんで私やねん。」と関西弁で下を向きながら心の中で突っ込んだら「ほんまに何で私やねん」と、面白くなってきて顔を上げるとその男性は次の車両(映画館)への扉を開けていた。

 

そして目が覚めた。

カビと苔とぬめりのある浴室

ジムにある個室に分かれているとても綺麗な浴室でシャワーを浴びている。

壁はクリーム色のタイルで全面囲まれており、髪の毛一本落ちていない。

私以外には人はいない。

シャワーを浴び終わり、一歩個室から出ると足の裏にぬめりを感じ、指と指の間にヘドロのようなものが入ってきた。

床をみると先ほどまで綺麗に光っていたタイルはカビと苔に覆われており、薄暗かった。

後ろを振り向き、使ったシャワーの個室を見るとそこにもカビと苔があった。

すると激しいめまいが私を襲い、立っていられなくなり倒れるようにしゃがみ込んだ。

しゃがみ込むと何かザラザラしたものが右頬に触れて、驚いて顔を背けると同時に床に左手をついたが、ぬめっているため滑り、床に倒れこんでしまった。

 

そして目が覚めた。

薄暗い小雨の小さな横断歩道

短い横断歩道で信号待ちをしている。小雨が降っているが傘を持っていないので濡れながら立っていた。

私の他には隣に20代の女性が小型犬と一緒に待っていた。

横断歩道の向こう側にはスカートとカーキ色のトレンチコートを着て深緑色のクローシュ帽子を深く被っている女性が一人いた。

信号が青に変わり、歩き始めた。すると向こう側にいた女性が前のめりで私の正面へ歩いてくる。深く被っている帽子の陰から口角が上がった口元が見えた。

女性はどんどん私に近づいてきて口角が上がった口は歯が見えるくらい笑っていた。

 

そして目が覚めた。

手話は状況とは関連性のない言葉だった。

私は男性になっており、ある部屋に立っている。その部屋にはあと2人男性が立っている。

一人の男性が私の腕を掴み部屋のドアの方へ誘導し、もう一人の男性が悲しい表情で私を見ていた。

私は私たち3人の関連性もなぜ私が部屋から出なければならないのか、など全てが把握できずにいた。

すると悲しい表情で見ていた男性が手話をした。ただひとつの手話を私に伝え続けた。

それを見て私は「もっともっと手話を勉強して彼とたくさん会話すればよかった。」ととても後悔して悲しくなって、私も悲しい表情で彼を見つめながらドアノブを掴んだ。

 

そして目が覚めた。

現実じゃなくてよかった

エレベーターのドアが開き、私を含めた男女数名がエレベーターに入り、1階へと降りだした。

私はエレベーターのボタンの前に立っていた。するとドアのあたりの天井から水がチョロチョロと流れ込んできた。後方に立っていた黒髪の長い女性は「キャッ」と言い、背を向けた。私は私の近くにいた女性とその水漏れの対処していた。

その間に次々と人は降りていき残ったのは対処していた私たちと背を向けた女性になっていた。

気が付くと私が下りる階に止まっておりドアが半分閉まりかけていた。私はまぁ、また上がってくればいいやと思い動かなかった。しかし突然、背後から寒気を感じ、後ろを振り向くと背を向けていた女性が顔だけこちらを向きニヤッと笑っていた。咄嗟にドアの開ボタンを押しドアは開いたものの体が金縛りのように動かなかった。隣にいた女性は何も気が付いていないようだった。

もうだめだと思い「目を開けろ、目を開けろ」と心の中で自分に叫んだ。

 

そして目が覚めた。