洋風な階段の前に立っている。
私の他にも数名いた。
階段の踊り場では男性が何か私たちにレクチャーをしている。その人は常に微笑んでおり、生徒たちに優しく話しかけコミュニケーションを重要視しているようだったし、この仕事を大切にしているように思えた。
しかし、私は「私には話しかけないで」と心の中で願っていた。
私は踊り場に移動し、レクチャー通りに作業をした。
すると私は上部から、作業をしている自分自身を見下ろしていた。作業をしている私は1メートルありそうなコンパスでキルト生地の布に円を描き、それを切っていた。楽しそうだった。
しかしそばにいた人のたくさんの物品を誤って蹴ってしまい階段から落としてしまった。
急いでそれらを取りに階段を下りたが、その人は私を見下ろしたまま動かず何も言わなかった。
すれ違う人たちも私を見ることもなく、ただ通り過ぎて行った。
落ちた物品と通行人の靴を眺めていた。
そして目が覚めた。