鳥は恐竜みたいで怖い
私はアスファルトで舗装された道を1人で歩いている。
近くでカラスに似た大きな鳴き声がしていたため周りを見渡した。
頭上を見上げると一羽の鳥が旋回していた。何度か旋回すると垂直降下をしはじめた。
私は急いで走って逃げたけれどどこに逃げていいかわからずただただ恐怖で走り回った。
鳥は地面に着地をして私に向かって走り、つついてきた。
その鳥は地面に立った状態で高さ150cm程度あり、鷹のような茶色の羽をし、くちばしと目はハシビロコウのようだった。
鳥につつかれた腕は痛いのに、鳥は鋭い視線で私を解放してくれない。
私は着ていたシャツを脱いで、両翼を広げて走ってきた鳥に向かって走り出した。
シャツを広げて両翼を縛り上げた。シャツの袖でくちばしを結んだ。
鳥は荒い呼吸をしながら私を睨みつけている。
私は怖いのに目を逸らすことができない。
すると頭の中に男の人の声がして「だって物語だと誰もお前も本当には死なないから」と言った。
そして目が覚めた。