エレベーターのドアが開き、私を含めた男女数名がエレベーターに入り、1階へと降りだした。
私はエレベーターのボタンの前に立っていた。するとドアのあたりの天井から水がチョロチョロと流れ込んできた。後方に立っていた黒髪の長い女性は「キャッ」と言い、背を向けた。私は私の近くにいた女性とその水漏れの対処していた。
その間に次々と人は降りていき残ったのは対処していた私たちと背を向けた女性になっていた。
気が付くと私が下りる階に止まっておりドアが半分閉まりかけていた。私はまぁ、また上がってくればいいやと思い動かなかった。しかし突然、背後から寒気を感じ、後ろを振り向くと背を向けていた女性が顔だけこちらを向きニヤッと笑っていた。咄嗟にドアの開ボタンを押しドアは開いたものの体が金縛りのように動かなかった。隣にいた女性は何も気が付いていないようだった。
もうだめだと思い「目を開けろ、目を開けろ」と心の中で自分に叫んだ。
そして目が覚めた。