私の頭の中

私が見た夢の記録

そこは京都。

私は英語圏の国に移住しようかどうか悩んでいる。

仲の良い年下の女友達の家で相談している。その友達は実家暮らしで歴史のある日本家屋だった。

移住する国を消去法で考えたり、そもそも移住するべきかどうかも話した。

私が「ま、日本でもいっか」と言ったら家が少し揺れた。震度3程度の地震だと、体感と直感で予想した。

友達の部屋の窓から隣家の庭が見えた。男性2人の隣人は掛け布団と敷布団で四角い入れ物を包んでいた。

次の瞬間に大きな縦揺れの地震が起こった。私の目線の先には友達の家の庭があり、その庭に置いてある物干し竿が上下にやわらかく大きく揺れているのを見た。

そして斜め後ろあたりからミシミシという音が聞こえてきて、「やばい」と小さく言いながら前方に走って逃げようとした。

しかし家の一部が潰れる方が早く、ゆっくりと家の柱が私の下半身を覆った。

ゆっくりと倒壊したことと柱の位置のおかげで私は痛みもなく、なんとか自力で抜け出すことができた。

友達も怪我はなかった。

少しの間、友達と私は呆然と立ち尽くしていた。ふと、隣家を見ると、四角い入れ物をを布団で包んでいた男性2人が布団を剥ぎ、四角い入れ物を開けていた。中には日本のウイスキーが何種類も入っており、男性の手には「山崎」とグラスがあり美味しそうに飲んでいた。

私は倒壊した部屋に目線を戻した。

そして目が覚めた。

歯の健康を願う

職場の後輩が満面の笑みで「歯が健康かどうかは1本1本つまんで揺らすんです。そうしたら不健康な歯はちょっと揺れるんです。」と言って私の歯を1本つまんで前後左右に動かした。

1本終わると隣の1本をつまむ。すごく痛くて健康な歯が抜けてしまうんじゃないかと怖かった。後輩に対する恐怖はなかった。

後輩が「この歯ちょっと揺れています。不健康です。」と笑顔で言った。

その歯が不健康なのか抜けそうなほどグラグラしているのか私には分からなかった。

直感で後輩にその歯を抜かれると思った。私は口を閉じて後輩から逃げた。

そして夢から覚めた。

行きたいところなんてなかった

私は真っ白な部屋の中にいる。

私の体は小学生ぐらい幼くなっていた。

目の前には若い頃の母親が扉に向かってゆっくり歩いている。

私は母親に去ってほしくなくて、何か言わないと、と思ってはいるけれど「一緒にいて」という一言が言えない。代わりの言葉も思い浮かばなくてゆっくり離れていく母親の背中を焦りながら見ている。

私は咄嗟に母親の手を握って、握った手を見つめながら「行きたいところがあるの」と言った。

母親はきっと振り返ったと思う。

 

そして夢から覚めた。

泣いていた。

夢の中で眠ると目が覚める

私はドアを開けて一歩部屋に入った。

白い部屋で黒い虫が床に1匹いた。目を凝らして見るとゴキブリだった。

ゴキブリに気づかれないようにゆっくりと部屋を出て静かにドアを閉めた。

止まっていた車に乗り目的地もなく走り出した。

走り出してしばらくすると急に眠気が襲ってきて視界がぼやけてきた。

「危ない」と思って目を閉じると目が覚めた。

鳥は恐竜みたいで怖い

私はアスファルトで舗装された道を1人で歩いている。

近くでカラスに似た大きな鳴き声がしていたため周りを見渡した。

頭上を見上げると一羽の鳥が旋回していた。何度か旋回すると垂直降下をしはじめた。

私は急いで走って逃げたけれどどこに逃げていいかわからずただただ恐怖で走り回った。

鳥は地面に着地をして私に向かって走り、つついてきた。

その鳥は地面に立った状態で高さ150cm程度あり、鷹のような茶色の羽をし、くちばしと目はハシビロコウのようだった。

鳥につつかれた腕は痛いのに、鳥は鋭い視線で私を解放してくれない。

私は着ていたシャツを脱いで、両翼を広げて走ってきた鳥に向かって走り出した。

シャツを広げて両翼を縛り上げた。シャツの袖でくちばしを結んだ。

鳥は荒い呼吸をしながら私を睨みつけている。

私は怖いのに目を逸らすことができない。

すると頭の中に男の人の声がして「だって物語だと誰もお前も本当には死なないから」と言った。

 

そして目が覚めた。

夢の中で会えるのが嬉しくてちょっと寂しい

私はカフェでコーヒーを飲み終わっていた。

斜め前の席に男性2人が資料を見ながら楽しそうに話している。

私は帰ろうと席を立ち、荷物をまとめている途中で私の昔飼っていた大好きな犬がいないことに気がついた。

辺りを見渡すと、斜め前の席の男性が昔飼っていた大好きな犬の背中に手を置いていた。手置きクッションみたいにされているのに大好きな犬は丸まってすやすや寝ていた。

私はそっと男性の手を退かして大好きな犬を抱っこした。抱っこしてもすやすや寝ていて、大好きと可愛いさが溢れていた。

私は丸まっている大好きな犬の体に顔をうずめて幸せだなって思った。

 

そして夢から覚めた。

昔飼っていた虹の橋を渡った大好きな犬の毛は相変わらず柔らかくてくせっ毛で、閉じた目は無防備でまだ抱っこしていたかった。

上司は何か見えていたのか

景色が白黒で、時間の感覚がない。

私は職場の上司と一緒に誰かの家に向かっている。

左側に竹藪がある道を通ると右側に公園が見えてきた。その公園にあるブランコが小刻みに揺れていた。

私は特になにも思わずその公園の横を通り過ぎようとしたが、上司が急に私の腕を握りブランコを見ながら「だめだめだめ。私これ以上進めない。だめだめ帰ろう」と取り乱しながら言ってきた。

私は恐怖感は抱かなかったが上司が言うので引き返した。

 

そして夢から覚めた。