私の頭の中

私が見た夢の記録

行きたいところなんてなかった

私は真っ白な部屋の中にいる。

私の体は小学生ぐらい幼くなっていた。

目の前には若い頃の母親が扉に向かってゆっくり歩いている。

私は母親に去ってほしくなくて、何か言わないと、と思ってはいるけれど「一緒にいて」という一言が言えない。代わりの言葉も思い浮かばなくてゆっくり離れていく母親の背中を焦りながら見ている。

私は咄嗟に母親の手を握って、握った手を見つめながら「行きたいところがあるの」と言った。

母親はきっと振り返ったと思う。

 

そして夢から覚めた。

泣いていた。

夢の中で眠ると目が覚める

私はドアを開けて一歩部屋に入った。

白い部屋で黒い虫が床に1匹いた。目を凝らして見るとゴキブリだった。

ゴキブリに気づかれないようにゆっくりと部屋を出て静かにドアを閉めた。

止まっていた車に乗り目的地もなく走り出した。

走り出してしばらくすると急に眠気が襲ってきて視界がぼやけてきた。

「危ない」と思って目を閉じると目が覚めた。

鳥は恐竜みたいで怖い

私はアスファルトで舗装された道を1人で歩いている。

近くでカラスに似た大きな鳴き声がしていたため周りを見渡した。

頭上を見上げると一羽の鳥が旋回していた。何度か旋回すると垂直降下をしはじめた。

私は急いで走って逃げたけれどどこに逃げていいかわからずただただ恐怖で走り回った。

鳥は地面に着地をして私に向かって走り、つついてきた。

その鳥は地面に立った状態で高さ150cm程度あり、鷹のような茶色の羽をし、くちばしと目はハシビロコウのようだった。

鳥につつかれた腕は痛いのに、鳥は鋭い視線で私を解放してくれない。

私は着ていたシャツを脱いで、両翼を広げて走ってきた鳥に向かって走り出した。

シャツを広げて両翼を縛り上げた。シャツの袖でくちばしを結んだ。

鳥は荒い呼吸をしながら私を睨みつけている。

私は怖いのに目を逸らすことができない。

すると頭の中に男の人の声がして「だって物語だと誰もお前も本当には死なないから」と言った。

 

そして目が覚めた。

夢の中で会えるのが嬉しくてちょっと寂しい

私はカフェでコーヒーを飲み終わっていた。

斜め前の席に男性2人が資料を見ながら楽しそうに話している。

私は帰ろうと席を立ち、荷物をまとめている途中で私の昔飼っていた大好きな犬がいないことに気がついた。

辺りを見渡すと、斜め前の席の男性が昔飼っていた大好きな犬の背中に手を置いていた。手置きクッションみたいにされているのに大好きな犬は丸まってすやすや寝ていた。

私はそっと男性の手を退かして大好きな犬を抱っこした。抱っこしてもすやすや寝ていて、大好きと可愛いさが溢れていた。

私は丸まっている大好きな犬の体に顔をうずめて幸せだなって思った。

 

そして夢から覚めた。

昔飼っていた虹の橋を渡った大好きな犬の毛は相変わらず柔らかくてくせっ毛で、閉じた目は無防備でまだ抱っこしていたかった。

上司は何か見えていたのか

景色が白黒で、時間の感覚がない。

私は職場の上司と一緒に誰かの家に向かっている。

左側に竹藪がある道を通ると右側に公園が見えてきた。その公園にあるブランコが小刻みに揺れていた。

私は特になにも思わずその公園の横を通り過ぎようとしたが、上司が急に私の腕を握りブランコを見ながら「だめだめだめ。私これ以上進めない。だめだめ帰ろう」と取り乱しながら言ってきた。

私は恐怖感は抱かなかったが上司が言うので引き返した。

 

そして夢から覚めた。

楽しい夢が見たいのに

私は父親のことが嫌いで、軽蔑に近い感情を抱いている。

 

私はトートバッグを持って何かの習い事に行くために玄関に向かっている。

横から母親が「ごめんね、私が昔やりたかったことだから、あなたにやらせてしまって。」と言ってきた。私は「そんなことない。」と言った。それは本当で、母親の昔のことなんか知らないし、私がやりたくてやっている習い事だった。

玄関を出ようとしてた時に母親が「お父さんに車で送ってもらって。その方が都合がいいから。」と言った。

何が都合がいいのかわからなかったが、車の方が楽だったので車に乗った。

父親は機嫌が悪く、ぶつぶつと私を批判することを言っている。私は返事をせずに真正面をただ見ていた。

すると父親が「お前は俺とお母さんの夫婦関係がどうなってもいいのか」と大声で言ってきた。

私は怒りと悲しみを混ぜ合わせて生まれた感情でいっぱいになって「そんなの2人のことなんかどうでもいい。」と、涙が出ないように声が震えないようになるべく大きな声で叫んだ。

 

そして夢から覚めた。

学生の頃にみた夢みたいで笑ってしまった。

メルボルン楽しかった

私は国際空港に知らない女性と一緒にいる。

その女性は「なんとかなりましたね」と言って私のパスポートを手渡してきた。私の顔写真は両腕で両目を隠してあった。

空港を出るとそこはオーストラリアのメルボルンだった。市内に移動して女性といろんな場所を回った。

理由がわからないぐらい楽しかった。

日本に帰国する日となり、メルボルン空港に到着してコーヒーを飲みながら女性とゆっくり時間を待っていた。

気がつくと時間が迫っていたので走って入国審査に向かった。私の順番がきてパスポートを提示すると顔写真がなくなっていた。それを見た入国審査官が「あっちで写真撮れるから大丈夫」と言って左を指差した。さらに「あなたはこのパスポートの人とは別人だから両目を隠して撮影をしてね。あなたは一度成功しているから大丈夫」と満面の笑顔で言われた。

私は指差された撮影所へとぼとぼ歩きながら「は?両目隠したら無理やろ」と独り言を言った。

 

そして目が覚めた。