私は大きなマンションの中の一つの部屋の玄関を開けて入った。
内装はとてもモダンで綺麗で新築だろうと思った。しかし、服や鞄など様々なものが床に置いていてとても散らかっていた。埃や汚れはなかったので不衛生さは感じなかった。
玄関から廊下を進んでいく。
部屋を仕切るドアはなく、部屋と思われる入口と出口の幅が狭くなっていた。どの部屋もやっぱり床一面にものが置いてあった。その構造の部屋を2つ抜けると左手に廊下があって、10代後半くらいの黒髪の髪の長い女の子が走っている後ろ姿が見えた。床には何も置かれていなかった。こっち側とそっち側を仕切る大きなガラスのドアがあった。
私もそっち側に行こうとした時に何か嫌な感じがして怖くなった。
「こんな時は自分の直感を信じる」
という言葉を思い出して玄関の方へ戻った。戻ると20代の女性が数名いておしゃべりをしていた。私はこの怖い思いを緩和させたくて「私たちが住む部屋はこのフロア全部ってこと?」と1人の女性に聞いた。その女性は笑顔で「そうだよ」と答えた。
そして目が覚めた。