私の頭の中

私が見た夢の記録

現実にはない建物

かばんをひとつだけ持って一人で道を歩いている。

かばんの中身は知らないけれど、軽かった。

私は大阪の梅田のあの建物にこの荷物を持っていかなければならないことを思いだしてその建物へ歩いて行った。

その建物が見えてきて正面入り口の自動ドアへ向かおうとすると、壁のデザインの凹が陰で真っ黒になっている部分に目が留まった。

すると右手に持っていた鞄がその真っ黒な部分に引き寄せられた。その力は強くて抗えなかった。

私はその時、「これは夢で私は現実では大阪のこの建物にはいない。起きよう。」と思い鞄を持っていた右手を離した。

 

そして目が覚めた。

ハプニス家の長女

10人ほど私の周りにいて、目の前にいた男女に

「ハプニス家の長女のことはどうする?」

と聞いた。

男性は意味が分からないのか興味がないのか、首をかしげてどこかへ行ってしまった。

女性は何も言わずに眉間にしわをよせて険しい表情で足元を見ていた。

女性の目線の先を見ると朱色のタイルにドロドロとした黒い粘っこい液体が流れていた。

女性をもう一度見ると女性は「なんで知ってるの」と険しい表情のまま言った。

そして目が覚めた。

 

ハプニス家もハプニス家の長女のことも現実の私は知らない。

どんなタトゥーを入れたいか聞けばよかった

以前住んでいた家で窓の外を見ている。

向かいのマンションに住んでいるアジア人男性を見ている。

私はその人のことが気になっているらしく髪型が変わったことに気が付いた。

物音がしたので振り返ると女性が部屋の中にいて、その人は知り合いらしく私に手を振っている。

女性はタトゥーを入れたいけどまだ未成年だから無理だと言ってきたので「もう20歳になったじゃん」と言うとめちゃくちゃキラキラした笑顔を見せた。

 

私は鼻血が出ているような感覚があり左鼻を触った。喉に血が流れる感覚もあり、壁に掛けてある鏡を見ると鏡には真っ赤な鼻血を流した私が映っていたが何故か目から上は映っていなかった。

私は手に付いたドロドロの血を鏡になすりつけた。

 

そして目が覚めた。

とっても綺麗な海だった

私の後ろの方から女性の声がした。

「この子はアメリカ本土では受け入れられなくってハワイに来ました。」

横を見ると8歳ぐらいのパステルカラーのノースリーブのワンピースを着た少女が私に背を向けて海の浜辺に立っていた。

少女は振り返り私の方を向いた。

少女は白人で鼻の下と顎には髪の毛と同じ色の明るい茶色の髭が生えていて、矯正している歯が全部見えるくらい大きな口を開けながら笑った。

少女は「よかった」と言った。

 

そして目が覚めた。

 

悲しかったな。

生卵を右手に持って立っている。

目の前には銀色のボウルがあったので、手にしている卵をボウルのふちでコンコンとした。

卵の中から出てきたのは濡れた死んだ雛だった。

雛は私の手の上で口を開けて動かなかった。

そして目が覚めた。

 

耳をすませば」の雫の気持ちが分かった気がした。

 

インドの西部の果てがどこかは知らない

私はアリススプリングに住んでいて、現実に私がオーストラリアに住んでいた時に一緒に働いていた日本人男性2人の依頼で2人が飼っている犬1匹のための柵を地面に打ち込んでいた。柵は青色だった。

犬は雑種でフワフワしていた。毛の生え変わりの時期らしく抜けた毛が西部劇のタンブルウィードみたいに風に吹かれてコロコロ転がっていた。

日本人男性2人はラジオをしていて私は2人のラジオを聞きながら柵を打ち込んでいた。

ラジオで2人がある先輩の話をしだした。私はその先輩を知っているらしく思い出したかのようにiPhoneでappを開いた。

そこには先輩が今、日本以外のどこかの国にいるという情報があり、「最終地点:インドの西部の果て」とあった。先輩には彼女がいて、2人はそれぞれ好きな国を転々としていて、「インドの西部の果て」で待ち合わせをしているらしかった。その待ち合わせがいつなのかは分からなかった。

iPhoneをポケットにしまって、柵を作り終えた。

向こうから犬が舌を出しながら私の方へ走ってきている。

私はしゃがんで両手を開いて犬を待っている。

 

そして目が覚めた。

ベッドの横には窓があり快晴で空はとても綺麗だった。

6畳くらいの広さの部屋に私はいて、ベッドとクローゼット、机、洗面があり、そこは寮の私の部屋だった。ドアは全開で、真正面にも全く同じように家具が配置された部屋があった。

突然、金属音のような甲高い女性の叫び声が聞こえた。

「あああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」

女性は私の部屋のドアのすぐ横の壁をドンドンと叩きながら叫んでいる。

私は直感で声をかけてはいけないと思った。

叫び声が本当に怖くて気配を感じさせてはいけないと思い、動けずにいた。

女性はガリガリに痩せこけており骨と皮だけという表現がぴったりの体格で、一人で立つことができるのか不安になるほどだった。髪型は坊主で目はうっすらと開いていた。

しばらくすると黒人男性が「Are you ok?」と言う声が聞こえた。男性は女性を抱きかかえて私の向かいの部屋に運ぼうとした。

すると突然女性は私の方を向き、目が合ったと同時に四つん這いで私のドアに向かってきた。まずいと思い、急いでドアを閉めて鍵をした。私の手は震えていた。

女性は私のドアを叩きながら「うるさいうるさいうるさいうるさい」と叫んでいたが、しばらくして何も聞こえなくなった。

それから私は怖くて怖くてその扉を開けることができない。開けてしまうとその女性がいるかもしれないし、この部屋を出てしまうとその女性が私がいない間に何かしてしまいそうで出ることができない。

 

そして、目が覚めた。