私の頭の中

私が見た夢の記録

言葉で世界が埋もれちゃうところだった

アラブ系の男の人と向かい合って立っている。

ただ互いに立っているだけで会話をする訳でもなく、いがみ合っている訳でもない。

男の人が何か言葉を発した瞬間にボトッとその発した言葉の文字が形になり地面に落ちた。男の人と私は驚いてジェスチャーのみで「何が起こったんだ」みたいな内容のやりとりをした。

私も「あ」と言ってみると「あ」がボトッと落ちた。

周りを見渡すと私たちは行き着けのスーパーマーケットにいた。そこには色んな人が発したであろう言葉や文章がたくさんのかごに分類されて入れられて売られていた。

分類されている基準は分からないがお客さんたちはその文字や言葉たちを物色していた。

 

そして目が覚めた。

どうしても私には階段の続きが見えない。

学校の休憩時間になり、校舎を出ようと思った。

一階には大きなセブンイレブンがあり沢山の生徒がいた。

外へ出ると目の前が駐輪場だったので自転車で出かけた。外の景色はジブリ映画の「コクリコ坂から」のようだった。私は自転車をこぎ続けた。

腕時計を見ると午前11時30分を過ぎていた。次の授業は11時30分なので急いで学校に戻ろうと一所懸命に自転車をこいだ。途中で摘んだ白い花をつけた雑草をかごの中に入れた。

ようやく学校に到着し、階段を駆け上がり踊り場までいくと、その続きの階段がなく私には2階へ行くことができない。他の生徒と先生は私には見えない階段を普通にのぼっていき、動揺している私を不思議そうに見ていた。

 

そして目が覚めた。

アラスカのような荒野

知らない男女二人と荒野に立っている。

女性は背が高く輪郭がなんとなくはっきりしていなかった。男性は10代後半か20代前半のように見えた。

二人とも白人で白い服を着ていた。

女の人が男の人にどこから来たのか英語で質問すると、男の人はすぐ足元を指差して「here.」と言い、私のほうを見て微笑んだ。

 

そして目が覚めた。

5年以上ぶりのスーツだった

私は日本で再就職の面接をするために病院の門の前に立っていた。

病院内に入ると担当の人が院内を案内してくれて、いつから働けるか聞かれた。私はいつからでも働けることを伝えると、次は家を案内すると言われた。

面接なしに採用が決定し、住むところまで探してくれたのかと驚いた。

案内の人が着きました、と病院から徒歩30秒の少し古そうなアパートを指差した。

中に入ると予想以上にボロボロで埃っぽく、壁やドアなどあまり触りたくなかった。

私の部屋のお風呂も古く、カビのようなものが床や壁にたくさんあった。

上のほうには透明なタンクがあり、タンク内には淀んだ水が入っておりその中に金魚が3匹いた。シャワーから水を出すとそのタンク内の水と共に金魚も排水に繋がっている管に流れていってしまった。

罪悪感と悲しみでいっぱいになった。

いくら病院から近くてもこんな清潔感のない家に住みたくない。家の清潔感は絶対条件だ。と確信した。

 

そして目が覚めた。

 

私の幼少時の記憶ではない

小さな女の子が和室の部屋で箪笥に向かって正座をしている。

私は女の子には見えないらしく、私に気が付かない。

畳はとても綺麗で箪笥は古そうだったが手入れがされているように見えた。

女の子の顔を覗き込むと女の子はボロボロと大粒の涙を流していた。両手で涙をぬぐうが次々に涙が流れていた。

小さな女の子が和室の部屋で引き出しが沢山ある箪笥に向かって正座をしながら泣いていた。

 

そして目が覚めた。

私は一人で水を飲んでいた

隣の席に男女が座っている。

その女性が涙ぐみ、赤ワインボトルを抱えながらワイングラスでワインを飲んでいる。男性は女性の背中をさすっているがあまり気持ちはこもっていなさそうだった。

女性はさらに別のお酒を注文して飲み続けた。

あんなに飲んでも少しの間でも忘れることができない辛いことがあったのだろうか、と想像した。

そして目が覚めた。

寝起きで疲れた

古い家屋の薄暗い台所に膝をついて座っていた。

私の左側にあと2人同じ座り方をして並んでいた。

目の前に薄く白い大きなぼわっとしたものが現れて、いちばん左の人の前に立った。するとその人はうめき声を上げて悶えだした。しばらくその時間が続きその人はバタンと前に倒れた。

そして白いものは真ん中の人の前に移動した。その人もうめき声をあげだした。

私は怖くて怖くて、右側を見た。

今までは気付かなかったが私の右側にも白いものがおり、通せんぼうしているみたいだった。

私の頭の中は「次は私、次は私」ということしか考えられなくなっていた。

 

そして目が覚めた。