私は日本で再就職の面接をするために病院の門の前に立っていた。
病院内に入ると担当の人が院内を案内してくれて、いつから働けるか聞かれた。私はいつからでも働けることを伝えると、次は家を案内すると言われた。
面接なしに採用が決定し、住むところまで探してくれたのかと驚いた。
案内の人が着きました、と病院から徒歩30秒の少し古そうなアパートを指差した。
中に入ると予想以上にボロボロで埃っぽく、壁やドアなどあまり触りたくなかった。
私の部屋のお風呂も古く、カビのようなものが床や壁にたくさんあった。
上のほうには透明なタンクがあり、タンク内には淀んだ水が入っておりその中に金魚が3匹いた。シャワーから水を出すとそのタンク内の水と共に金魚も排水に繋がっている管に流れていってしまった。
罪悪感と悲しみでいっぱいになった。
いくら病院から近くてもこんな清潔感のない家に住みたくない。家の清潔感は絶対条件だ。と確信した。
そして目が覚めた。