真夜中の歩道で私は友人と立ち話をしている。
道路を挟んだ向かい側には花屋さんがあって閉店していた。
その花屋さんから緑の部分もある球根から手足が生えた手のひらの大きさぐらいのラッキョウが小走りで出てきた。手足はあるが目や鼻や口はどこにあるのか分からなかった。
そのラッキョウが私たちの横を通るときに私が「危険を察知したらスカンクみたいに何か噴射するはず」と言って足をラッキョウの上にかざした。
私は踏みつぶすつもりは全くなかったがラッキョウは危険を察知して緑の先端から霧状の何かを噴射した。
私は「ほらね」と言ったが友人は「かわいそう」と言って手で私の足をどかした。
するとラッキョウは友人の手に向かってまた霧状のものを噴射して友人の手は濡れた。
私と友人は「臭いな」と言いながら笑いあった。
気付くとラッキョウは小走りで走って行っていた。ラッキョウにはおしりもちゃんとあった。
そして目が覚めた。