目の前に池があり、その真ん中に一本道があった。
池の右側から男性が現れ、「ご覧下さい、ワニです」と笑顔で言った。
すると一本道の奥から、ボロボロの目玉が飛び出た熊の着ぐるみを着た人がワニに首輪をつけてロープで引っ張りながら歩いてきた。
ワニは本物ではなく変にテカったプラスチック製だった。熊はこちらに大きく手を振っていた。
とても不気味な光景だった。
すると熊の着ぐるみとプラスチックのワニの後ろから本物のワニが見え、右側の男性がそのワニに気が付くとどこかに行ってしまった。
熊の着ぐるみとプラスチックのワニもどこかに消えた。
私は一本道の突き当りにある部屋に入らなければならず、ゆっくりと本物のワニに近づいた。ワニは私を見ながらゆっくりと私の足を噛んだ。全然痛くなかったし、すぐにワニは私の足を放した。足には歯型さえなかった。
部屋の扉の前に来ると一匹の大型犬が現れ、目を閉じながら私の手を噛んだ。
痛かったし早く部屋に行かなくてはと思い、犬に「お願い、放して」と言うと、犬は手を放してくれて目を開けて私を見た。
私は急いで扉を開け、部屋に入った。
部屋は一面真っ白な更衣室で、私は自分の着ている服を見ると見たこともない制服を着ていた。
そして目が覚めた。