私は実家っぽい家に母親と一緒にテレビをのんびりと見ていた。外は真っ暗だった。
家の前に白いワゴン車が止まり、母親が「来たよ」と私に言った。
私は誰かからの迎えを待っているらしかった。
母親はなぜか落ち着きを失くし、辺りを警戒しているようだった。
母親が玄関のドアを指2本分だけ開けて男の人の名前を白いワゴン車に向かって2回叫んだ。
すると男の人が近づいて来て玄関の前で止まった、と同時に母親の表情も固まった。男の人の後ろにもう一人、影が見えた。母親は急いで鍵を閉めようとしたが間に合わなかった。
その後ろに立っていた男の人は血の付いた大きなナイフを持っており、前に立っていた男の人が倒れていた。
私は母親に逃げるように言い、周りにあったクッションを男の人に投げた。
男は信じられないくらい恐ろしいことを言いながら私に近づいて来た。私は固まって動けなかった。
ナイフの先端がお腹にあたっていた。
痛いのは嫌だなと思った。
そして目が覚めた。