国民はある組織に管理され初めてしまった。
まず私たちは白っぽい服を着させられ、学校のような建物に誘導された。
その後は一列になり、各部屋に待機している組織の人たちの質問に答えていく。流れるように答えたら次の部屋へ、答えたらまた次の部屋へ。
質問は好きな食べ物から性的嗜好、はたまた日本の妖怪についてや日本という国をどのように思っているかなど様々だった。なんだか、統計をとっているように思えた。
不思議なことにこの状況を疑問に思っている人はいない様子で、それも私をさらに怖がらせた。
最後の質問の部屋へ行こうとした時に目が覚めた。