目的地なんてきっとなかった。
誰かの車で高速道路を走っている。
運転している人が次のサービスエリアでちょっと休憩をしようと言ったので賛成した。
サービスエリアに着いて運転してる人と施設の中に入ると30㎝×500㎝ほどの分厚い板があった。
女性が近寄ってきて「この板の上に正座してください。赤ちゃんをお渡しするので赤ちゃんを抱き続けられたら終了です。落としてしまったら呪われます。」とゆっくりと穏やかな口調で言った。
私は何故か言われるがままその板の上に正座をした。右側にはたくさんの女性が正座をして泣いて暴れている赤ちゃんやおとなしく寝ている赤ちゃんを一人ずつ抱いていた。
私の左隣に一人女性が座って赤ちゃんが手渡された。私はまだ赤ちゃんを手渡されていなかったため赤ちゃんを手渡す係の女性に「私の赤ちゃんは?」と尋ねるとその女性は「あなたに手渡す赤ちゃんはおりませんのであなたは呪われるということですね。」と微笑みながら言った。
私がその時どんな感情になったか思い出せない。
そして目が覚めた。