見たことないキャラクターだった
世界が終ろうとしている。
私はバスみたいな乗り物に乗っていて窓から外を眺めている。バスの中には他の人の気配もしているが窓から目が離せない。
外は薄暗く人はほぼいなかった。レストランが一軒開いていたいたがお客さんは女性二人のみだった。
バスの中に子どもがいたらしく、その子供がB5サイズの紙芝居を持っていた。
その子は私に2枚の紙を見せてきた。
一つはムーミンのようなキャラクターが10匹ほど北極か南極かまたはそれに似た土地で笑顔で集合写真をとっているものだった。
もう一つはその中の一匹が横を向いて立っているだけの絵だった。
子供は私に「物語はこれで終わりだけど最後のこの横を向いた人はこの後に失明するんだよ。」と言った。
最後の紙芝居の絵が描いてある裏側を見ると
「悲しきも愛で寒さで失明しうる」
と書いてあった。
そして目が覚めた。